■ LPT(リンクパススルー=リンクロス転送)機能について
LPT(リンクロス転送)機能は、ケーブルの断線などでコンバータの片側(例:UTP側)のリンクが切断された場合に、反対側(例:ファイバー)のリンクを自動的に切断する機能です。
通常のメディアコンバータは片側のリンクがダウンしても反対側のリンクは確立したままですが、LPT対応のメディアコンバータを利用すると、障害発生時にリンクが自動的に切断するので、切断時の回線二重化処理により通信を確保することができます。
※LPT機能を利用するためには、LPT対応コンバータ2台を対向接続して下さい。
<正常接続状態>
2台のコンバータを経由して、PC-ハブ間のすべてのリンクが確立している。
<LPT未対応のコンバータの場合>
PC-コンバータ間のリンクが切断しても、ファイバー側、ハブ側のリンクは確立したまま。
<LPT対応のコンバータ>
PC-コンバータ間のリンクダウンにより、コンバータはファイバーリンクを切断。
ファイバーリンクが切断されたハブ側のコンバータはUTPリンクを切断するので、ハブ側でリンクダウンが検知できる。
<LPT対応のコンバータ>
コンバータ間のリンクダウンにより、2台のコンバータはUTPリンクを切断。
ハブ・PCどちらもリンクダウンが検知できる。